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【3月米FOMC】予想通り、政策金利据え置き。成長率、物価見通しを下方修正


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3月米FOMC,下方修正

(写真=PIXTA)

金融政策の概要:予想通り、政策金利を据え置き。16年の成長率、物価見通しを下方修正

米国で連邦公開市場委員会(FOMC)が3月15-16日(現地時間)に開催された。市場の予想通り、FRBは政策金利を据え置いた。

今回発表された声明文では、景気の現状認識について、民間設備投資が下方修正された一方、足元で物価が上昇していることに言及された。景気見通しについては、世界経済や資本市場の動向がリスクと明記された一方、モニタリング項目として前回言及されていた労働市場の動向が削除され物価動向により注視する姿勢が示された。今回の金融政策決定に際しては、カンザスシティー連銀のジョージ総裁が政策金利を引き上げるべきとして反対票を投じた。

一方、FOMC参加者の見通しは、前回(12月)から成長率や物価が下方修正される一方、失業率は上方修正された。また、政策金利は16年の政策金利引き上げ幅が前回(12月)の1.0%ポイントから0.5%ポイントに下方修正された。

金融政策の評価:追加利上げの時期、利上げ幅は海外経済、資本市場の動向次第

政策金利の据え置きは当研究所の予想通り。また、FOMC参加者の物価見通しや政策金利の見通しが下方修正されたことも予想通りである。声明文で世界経済や資本市場の動向が米経済や物価見通しに対するリスクと明記されたほか、イエレン議長の記者会見でも基本的な景気認識などでは前回(12月)から大幅な変更はないものの、政策金利据え置きの理由として、世界経済や資本市場の実体経済への影響を見極めるためとしており、金融政策の意思決定において重要な要因であったことが示された。もっとも、FRBはここ数ヶ月でこれらの状況は改善しているとしており、年初からの変動による実体経済への影響を見極めた上で、政策金利の引き上げを再開するとみられる。

2月上旬の同議長の議会証言でマイナス金利政策の検討に言及されたことから、米国のマイナス金利政策採用の可能性について注目されていたが、同議長は本日の会見でその可能性を否定した。

一方、金融政策目標である労働市場と物価に関しては、労働参加率の改善などを背景に労働市場の回復に自信を深めているものの、物価については足元で幾分上昇がみられるものの、物価見通し下方修正にもみられるようにあくまで一時的な要因で、今後も低下圧力がかかるとFRBはみているようだ。原油価格が明確な上昇基調に転じない限り物価面からの追加利上げ加速の可能性は低い。

当研究所では、米資本市場の不安定な状況が長期化しない前提で16年は6月と12月に0.25%ずつ、合計0.50%の利上げを予想している。

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